昨日のことっすわ、ゆいゆいで野菜買おうかと思ったら何も無くてさ
ってふと見たら図体の大きなのが目に入ってきたのです
タピオカ ３００円
そもそもこの状態じゃタピオカじゃないんだけど（キャッサバね）
これから作るんですよ
ってな話をTね君としてたら
「え，怪人さん買わないの？」
っていうので
上等だ！タピオカにしてやろうじゃないか！
っていうのが今日の記事の発端になります
キャッサバは沖縄でも少し前なら広く栽培されていたトウダイグサ科の多年草本っす
荒れた土地，痩せた土地でも，イモの一部を埋めときゃ育つっていうものぐさな怪人的には
優等生だな！と思う植物です。
で，このキャッサバ、根茎にとても沢山澱粉を含んだ大きなイモが出来るので救荒植物としてだけでは無く
多くの国では主食になったりしてる人類を潤す主要でんぷん源の一つだったりするのよね
で、ですね、キャッサバもバカじゃないので
散々光合成して作った澱粉をせっせかせっせかイモに貯めたのに他の生き物なんかに盗られたくない！
ってんで毒を作ってイモに含ませたりっていう防御策を講じてたりもするのです
キャッサバの場合、野生種なんかだとコレが結構しゃれにならない
青酸配糖体（いわゆるシアン化合物ってやつですね青酸に糖がくっついた構造の物質で体内で消化の際、糖が外れると
青酸としてミトコンドリア内幕を変成させたり、酸素の輸送をブロックしたりと、なかなかのお茶目に振る舞うの）
があるので酸素呼吸の生き物には栄養の塊であると同時に中々手を出せない存在だったりするのです
で、どうするかっていうとこの中から澱粉だけ取り出しちゃえっていう
毒抜き、アク抜きが必須な作業になるとです
あ、ちなみにこれはシアン化合物をそれほど含まない栽培種だと思います
ので茹でたり吹かすだけで食べられるのでは？と思いますが
素性をしらないので今回は澱粉にします
（あと，栽培種でも手入れしないで放っておくと毒を蓄積するようになる，ってな話も聞かれるのでね、、）
と、能書きはいいので作業をしましょう
水洗い、で土をおとして
切り口はこんな 外皮層が毒性分が多いはずなのでストリップしちゃいましょう
ちょっとナイフ入れたらメリメリってはがれた
ステーキナイフが一番いい仕事した
するとこうなるので
全部剥く
ちなみに根っこの部分と隣接地帯はカッタイ！のでざくっと切り落として種芋にしてみよう
で，取り除き
こまかくするために乱切りでミキサーに入るサイズにぶった切る
全部切った
あ、すっごい澱粉かも、、お手て白く粉吹くわ
毎年ドングリを製粉する専用機，今回はキャッサバだぞ
イモ入れて
水ぶち込んで
びゅーん
滑らかになるまでね
バケツに集合
で、
イモ入れて、、、てのを無くなるまでリピート
全部すりつぶした
風呂場に移動して
どの家にも必ずあるトスロンバケツ（青）とサラシを準備
搾ってくぜ！
真っ白な汁がでます
この絞り汁が澱粉リッチなんでトスロンにあけて沈殿させる
ってのを繰り返すと澱粉混合汁とオカラになるんだが、、
オカラに明らかに沢山の澱粉が居る、、、手ぬぐいで漉すのは無理があるな、、、
（全粒粉を作るならこれでいいんだけどね，，）
風呂場そのままで移動
100均寄ってから
某科学啓蒙施設、Yきちさん、ミシン貸して！
だららららららららら、だらららららららr、、、
袋完成！
サクッと帰還
オカラに水入れて袋にイン！
小バケツの中ですっごく良く揉みしだくと、、
おから、うん、大分澱粉流しだせた気がする
で、こうなる
あとは一日くらい置いてから澱粉が沈み切ったところで上澄み液を棄てて
よく撹拌しながら水を投入、静かに沈殿させる、っていう作業を
数回（だと思う）程度やってけばきれいなタピオカ粉になるはずだ
で，残ったオカラ
何かに使えるかな？クッキーの主材にできるかも、ってんでコイツもバットに移して
ベランダで乾燥だ
Tねくん、とりあえず作業は終わったよー
追記でアク抜きの様子などは公開していきまーす
ということで
一旦つれづーれ
追記：
次の日！沈殿終了
上澄み棄てたら底の方にたーっぷりの白い粉
小バケツに移してもう一度水サラシ
明日だな
んで翌日
澄み切った上澄み！
棄てると底の方にきれいな澱粉
これがタピオカ粉になるとですたい
結構な量だな、流石だ
だめ押しでもう一回さらす
ので沈殿が無くなるまで撹拌
水はって放置
透き通った上澄み
棄てて
ボウルにあけて
コレを乾かす！
で，乾いた！
これが搾りかすのオカラ
かっちかち
その5倍くらいかな 澱粉りっち！！
コレをタピオカにするのは、、、もう少し後だな
やりたい人が現れたら考える！
結構あるな
誰かやりたいひとはいますかね？
ま、
ひとまず完！